Quantum Leap Symphonic Choirs

出典: KONTAKUN for KONTAKT DTM DAW user

図1「QLSC Kompaktエンジン画面」
図1「QLSC Kompaktエンジン画面」

Quantum Leap Symphonic Choirs(カンタム・リープ・シンフォニック・コーラス)とは、EAST WESTが製作・販売しているコーラス音源。一般にQLSCと省略表記されることが多い。

英語やラテン語などを発音させるためのWord Builder(詳細後述)が付属し、一般的な「アー」「ウー」などしか発音できないコーラス音源とは一線を画する。

QUANTUM LEAP SYMPHONIC ORCHESTRAシリーズと同じホールで収録されており、親和性の高さがアピールされている。

2009年2月、ついにEASTWEST独自の動作ソフトPLAY版が出荷される予定となっている。 →出荷されました。

目次

価格

  • US$995

概要

  • およそ38GB(DVD9枚)
  • 24bit
  • 3マイクポジション(C:クローズ、F:フル(ステージ)、S:サラウンド(ホール))
  • スタンドアロン、DXi2、VST2、RTASAudio Units

収録音色

  • Boys
  • Alto (Female)
  • Soprano (Female)
  • Basses (Male)
  • Tenors (Male)
  • Solo soprano
  • Solo alto
  • Solo boy soprano

推奨環境

  • Pentium4 3.0GHz以上
  • G5 1.8GHz以上
  • 2GB RAM
  • 高速なHDD(回転数7200rpm以上, シークタイム8.5ms以下)

使用方法

MIDI ルーティング

図2「QLSC MIDIルーティング画面」 シーケンサー(またはMIDIキーボード)からの演奏情報をWordBuilderに入れ、WordBuilderからKompaktへ入れます。



WordBuilder

概要

図3「QLSC WordBuilder画面」
図3「QLSC WordBuilder画面」

QLSCのインストゥルメントのサンプルマッピングは通常の楽器とは違い、特殊配置になっているため、普通に演奏情報を送り込んでも正しく発音しません。そこで、WordBuilderに普通の演奏情報をいれると、WordBuilderに入力された歌詞に呼応してQLSCインストゥルメントのサンプルマッピング用のMIDIメッセージに変換して送出してくれるようになっているのです。

イメージ

WordBuilderはMIDIエフェクトだと考えてください。

  • 加工前->エフェクト->加工後
  • 通常演奏MIDI->WordBuilder->QLSC歌唱用MIDI

WordBuilderがCubaseでVST-MAプラグインで使用できる、SonarでMFXプラグインで利用できることは、このイメージ で理解しやすいはずです。

歌詞入力

「English」「PHONETICS」「VOTOX」の3タイプがある。「PHONETICS」「VOTOX」の2つは、発音記号と呼べるもので、「PHONETICS」はより理解しやすいとされているが、「VOTOX」よりも入力できる発音が少ない。

内部的には「VOTOX」で処理される。「English」「PHONETICS」の両モードでは内部では「VOTOX」に変換される。

Englishモードでは英語をそのまま入力すればよい。Englishモードで入力後、「PHONETICS」「VOTOX」の各モードへ切り替えると、入力ボックスの内容は自動的に変換される。

発音記号の記述の一例を記す。

  • 「English」:I love you I need you
  • 「PHONETICS」:Ai lav yu! Ai ni!d yu!
  • 「VOTOX」:aE luv yO aE nEEd yO

発音記号方式であるため、英語圏・ラテン語圏での子音・母音の組み合わせの発音が可能である。つまり、日本語風の発声も不可能ではない。(後記の日本語対応表を参照せよ)

日本語対応表

ひらがな-VOTOX対応表を以下に示す。 もしかすると、使用頻度はかなり低い音ではあるのだが、「びゃ行」「ぴゃ行」などの「○ゃ」発音ができないかもしれない・・・とちょっと思いましたが、実験したところ、普通音の子音+やゆよでそれらしく聞こえるようです。

日本語 VOTOX 日本語 VOTOX 日本語 VOTOX 日本語 VOTOX 日本語 VOTOX
u, a, A か行 K さ行 S, T! た行 t な行 n
E, EE は行 H ま行 m や行 y ら行 l
U, O ぱ行 P ng, n ふぁ行 F ぅら行 r
e ば行 b ざ行 z だ行 d が行 g
o じゃ行 j, zj ちゃ行 C! わ行 w
ぅぁ ur ぉぃ oE ぉぅ oO ッスゥ T! ッヴ v
ぁぃ aE ぁぅ uO くす X ずぃ t! ぇぃ iE

ひらがなからVOTOXへの置き換え作業簡略化

日本語の歌詞を歌わせるのに、VOTOXを覚えて、いちいち打ち込むのなんて面倒くさいと誰しも思うことでしょう。 そこで、ある程度楽になるためにQLSCのVOTOX用かな変換辞書配布を行います!!

詳細などはQLSCのVOTOX用かな変換辞書配布の項目をご覧ください。

DAW別セットアップ

SOL

SOLではスタンドアロンでのWordBuilder利用が必要。

PC1台で動作させるためには、MIDIケーブルの物理的ループバックか、Maple Virtual MIDI CableやMIDI YOKEなどの仮想ループバックドライバの利用が必要だ。

また、SOLではQLSCのVST動作は考えないほうがいい。SOLの特性上、外部MIDI-INから内部のVSTインストゥルメントを複数使用することが実質不可能なためで、つまり、SOLではスタンドアロンWB+スタンドアロンQLSCという構成で利用することになる。

その場合に、PC1台では、QLSCのオーディオアウトプットをSOLで受け録音したい場合、Virtual Audio Cable(NTONYX、有料)などを利用する必要が生じる。

LOGIC

スタンドアロンでのWordBuilder利用が必要。

  • 英語マニュアルに解説あり。

Cubase/Nuendo

図「CubaseでのSX3でのWBインサート状態」
図「CubaseでのSX3でのWBインサート状態」

VST MA Plug-inでのWordBuilder利用が可能。(バージョン2以降)

  • 英語マニュアルに解説あり。

しかし、マニュアルのCubaseのインサートの説明画像には何故かWordBuilderがインサートされておらず、空欄だが。

Cubaseユーザならば、前節のイメージ解説によって、説明はいらないであろう。 画像をみれば一目瞭然で、図「CubaseでのSx3でのWBインサート状態」を見てほしい。 正しくQLSCのインストールがされていれば、インサート項目でWordBuilder[VST]が選択できるはずだ。

手順を下記する。

  • QLSCを発音させるMIDIトラックを挿入、または選択する。
  • そのトラックでインサートエリアを展開する。
  • インサートの好きな場所でWordBuilderを挿入する。
  • WordBuilderが起動したことを確認し、歌手設定などをしておき、歌詞を入れる。
  • QLSCをVSTインストゥルメントにラックしておく。
  • トラックでoutをQLSCにする。
  • 演奏情報を入力する。
  • 演奏スタートし、ぅ、うたってるぅ、となれば成功。
  • おまけ:ついでにオーディオミックスダウンもやってみる。

※x64版Cubase4.5上ではMIDIインサートの選択に出現させることができないようです。

SONAR

図「Sonar5でのセット状態」
図「Sonar5でのセット状態」

MFX Plug-inでのWordBuilder利用が可能。(バージョン4以降)

  • 英語マニュアルに解説あり。

図「Sonar5でのセット状態」をご覧いただけば、SONARユーザには多くを説明する必要はないでしょう。

MIDIトラックのMFX欄にWordBuilderがセットアップされているのがお分かりいただけることと思います。

入力MIDIには図の状態ではUSBオーディオデバイス(キーボード)を設定してありますが、今回はあまり関係ありません。

そして、MIDI出力にSymphonic Choirsが入っています。

  • 01.Insert->Soft SynthからSymphonic Choirsを選択し、Synth Rackにラックしておきます。(WBの後からでも別に問題ない)
  • 02.割り当てたいMIDIトラックでSymphonic ChorsをMIDI-OUTに設定
  • 03.MFX欄でWordBuilderを選択して、セット
  • 04.WordBuilderのウインドウを開き、開始を入力
  • 05.MIDIトラックに打ち込んで演奏、MIDI-IN経由で演奏
  • 06.ぅ、うたってるぅぅ~。(となれば成功です)

※x64版 SonarではWord Builder MFXが認識できません。x64 OS上でも、x86版のSonarをインストールしている場合はMFXが認識できます。

ProTools

Digital Performer

アップデート

KOMPKAT PLAYER 1.1.6, DFD 1.29などのアップデートがあります。

参考

関連項目

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