自作を楽しむ人のための情報空間
出典: KONTAKUN for KONTAKT DTM DAW user
online-breaker.comのコーナーから移設。
目次 |
自作している人へ
情報
自作をこれからする人へ
case 1:自作って何?
まず、自作と聞いて「自作って何?パソコンを自分で作るなんてできるの?」と思う方もおられるだろう。なので、まずそこから入ろう。 自作といっても、基盤の配線をハンダ付けするなどといったことは(通常)おこなわない。
ただ、お気に入りの各種パーツを一通り持ってきて組み立てるだけ、と言うのが基本だ。でも、「えー、組み立て方が難しいんじゃないの?」とか、「パーツを知らないよ!」とかいう人もいるかもしれない。まずはこの指南書で基礎から学ぼう。パソコンといってもマッキントッシュや、PC-Linuxなどが動くものなどある。一般的にPC自作といったらPC-LinuxやWindows OSが動くPC/AT互換機(DOS/V機)の自作をいう。「なにそれ?Windowsなら知ってるけど・・・」という方、問題ありません。知らなくても十二分に自作はできます。ただ、これから専門用語が多々出てきます。必要なものは解説を入れているので、用語はその都度、適度に覚えて欲しいと思います。
case 2:自作の利益?
「自作をするとなにか特するの?」と思っている人がいるかもしれない。
- ハードウェアに詳しくなれる。
- 組み立てる行為の楽しさ!!
- 自分の必要なところに予算をつぎ込むことができる。
- 詳しくなればトラブルも自分で対処できるようになる。
ハードウェアに詳しくなるというのはたいしたことではないようで、実は重要であろう。自作をするにはどのパーツがどんな機能を担っているのか、といことを知る ことから始まる。詳しくなれば、詳しくない人とのアドバンテージを実感することは間違いない。 自作をするのは楽しい。これはとっても大事です。特にカスタマイズしてオリジナルのPCだ、という思いが楽しさにつながることでしょう。
自分の必要なところに予算をつぎ込むことができる。
言い換えれば、限りある予算を有効活用するということですね。 例えば、予算を30万円以上余裕で出せるよ、とかいう場合ならば、最新パーツで固めたり、 用途によっては信頼できるメーカーのワークステーション(一般的にパソコンよりも性能が高く、特定の用途に最適化されたコンピュータ) を購入するなどすればいいわけです。 ですが、そんな場合はまれです。 なので予算の配分の行える自作のほうが同価格のメーカーパソコンを買うよりも満足度があがる余地があります。 BTO(Build to order)という手法をとっているメーカーもありますが、BTOオプションは自作よりも割高になることがよく見受けられます。ショップブランド系BTOですと比較的安く抑えられるので、利用するならこちらの方がやすいのですが、トラブルも聞きます。
詳しくなれば、トラブルも自分で対処できるというのは一番重要なことでしょう。 パソコンを使っているうちに「新しいソフトウェア(アプリケーション、ゲーム等)」を買ったんだけど満足する動作をしない、また、 まったく動かない、インストールすらできない!ということがあるかもれませんね。 もしくは、インターネットをしていて(メールをみていて)ウイルスに感染しちゃって動かなくなった、どうしよう。 なんてこともよく聞く話です。パソコンユーザにトラブルは付き物です。 自作をしている限り、トラブルはどこかのメーカーに頼るわけにはいきません。自分で対処します。 経験を積むことでどんなトラブルも怖くなくなります。 「経験ないはじめのころはどうすればいいだよ!」そんな叫びが聞こえてきそうですが、あらかじめ起こりうる危機と、その解決策(未然に防ぐ方法)を知識として順々に蓄えていくしかありません。
case 3:自作の一歩
自作をするためにはそれ相応の知識が必要であることはわかったと思います。 ここにタイムリーな自作情報を掲載することはできないでしょう。 ここである程度の基礎知識が身についたら、あとは最新のパーツ登場情報を毎日追っていくと効果的に理解が進みます。
以前は月刊のPC自作雑誌を読むのが基本でしたが、いまでは新しいパーツや将来の動向予測などの情報がウェブで容易に取得できます。
まずは後述する、PCに必要なもの、の項目から見てみましょう。
stage 1:必要なもの
一旦、パーツとして必要なものを列挙します。
- ディスプレイ(PCモニター)
- 筐体(PCケース)
- CPU
- メモリ
- ビデオカード
- サウンドカード(オーディオデバイス)
- メインボード
- キーボード・マウス
他には、工具としてドライバーセットがあれば十分です。
ただし、体に帯電した静電気には注意してください。パーツを触る前には、金属質の手すりなどに手を触れて、静電気を逃がしましょう。
stage 2:予算
予算配分と選択法
以下に、一般的な場合の推奨予算配分を記します。
また、種類名にはそれぞれのパーツを購入するときの選択法・考え方をより詳細に記したページへのリンクをはってあります。
| 種類 | 予算配分 | コメント |
| ディスプレイ | 4~5万円 | より大型でより表示情報量(画素数)の多いものを選ぶ場合は20万くらいのものもありますが、一般的なものであればこのあたりです。BLUE-RAY DISCでビデオ再生するときは情報保護のHDCP対応機能が必須です。 |
| ケース | 1~2万円 | 拡張性を考えて、ある程度大き目のミドルタワーサイズのケースとして考えています。 |
| メインボード | 2万円 | 激安の1万円以下もありますが、拡張性や機能を考えると2万円程度のものがバランスがいいでしょう。 |
| CPU | 3~4万円 | CPUは価格がピンきりですが、3~4万円ラインを考えるのが一番いいでしょう。場合によっては2万円クラスでも問題ありません。ただし、もっともいいものを求めるなら10万円クラスにもなるでしょうが、CPUは気がついたら半額になっていた、なんてことが多いので、3~4マンクラスで買い換えていくのが妥当です。 |
| メインメモリ | 2~3万円 | 1.5万円くらいのメモリを2枚搭載することを想定しています。 |
| ビデオカード | 2万円 | いまのところビデオカードはゲーム以外の用途で役立つことはあまりありません。今後DAW用のDSPとして利用できる技術が一般化する可能性がありますが、出来るようになってから考えればいいことです。そのため、別段2万円も出す必要もない場合もあります。一応Windowsの高機能GUIでも快適になるであろうレベルやある程度の高解像度で快適なレベルとしては、2万円レベルだと考えていいでしょうl。なお、2560x1600(WQXGA)などの画素数を利用する場合はDual-Link DVI接続をサポートしている製品が必須です、また、BLUE-RAY DISCでビデオ再生するときは情報保護のHDCP機能が必須など利用するディスプレイなどと一緒に考える必要があります。 |
| サウンドカード | 0~10万円 | PCをDAWとして利用する場合は、どの程度の機能(入出力や音質、音解像度)を必要とするかによってその値段は大きく異なることになります。DAWエントリークラスであれば1~3万円を考えます。 |
| キーボード | 0.1~1万円 | ピンきりなので好みで選択します。 |
| マウス | 0.1~1万円 | ピンきりなので好みで選択します。 |
| ハードディスクドライブ | 1~2万円 | 普通の人であればHDDは一台あればいいのですが、DAWとして利用する場合には複数台の搭載が好ましいので、合計で3~4万円くらいは考えたほうがいいでしょう。特にソフトウェアサンプラーを利用する場合はライブラリ用に新しく高速なHDDを用意するようにしていきたい。 |
| ディスクドライブ | 1万円 | CD/DVDのコンボドライブであれば、1万円で十分なものが買える。BDの場合は、その限りではないが。 |
| OS(Windows) | 2~3万円 | できれば家庭向けバージョンではなく、オフィス向け、プロ向けバージョンを買いたい。FDドライブなどと同時購入できるOEM(DSP)版を購入することで安価に購入できる。 |
製品の世代交代が進んでもだいたい表にしたレベルの価格帯がパフォーマンスとコストのバランスがいいと考える。
STAGE3:組み立てよう!
CPUをメインボードにインストール!
図「パッケージCPU」 図「何もないM/B」 メインボードをいきなりケース内に設置することはしません。 なぜならCPUやメモリを取り付けにくくなるからです。 まずはメインボードとCPUをパッケージから取り出します。 AthlonXPの時のパッケージは開けにくく、ある意味危険なものだったのですが、Athlon64のパッケージはあけやすいですね! 内装もまとまってて良いです。ファンの方は置いておいて、CPUを取り出しましょう。ピンを折らないように注意します。
ソケットにCPUを載せるのですが、注意が必要です。
図「CPUをつけたあと」 図「CPUをつけるまえ」 CPUを載せる前にソケット横の金属のレバーを起こします。 軽く押し込むとツメの横にずれて起き上がらせることができます。 CPUを穴にあわせて乗せます。目印の金色を通常は右上にあわせます。 ソケットとCPUを見るとわかるはずです。
それではヒートシンクを取り付けます。
[[図「ファンの固定」 図「ファンの固定2」]]
すばらしいことに、リテールクーラーは固定しやすいものが採用されています。 図の写真を見てもらうとわかりやすいです。 留め金を固定位置にはめ込んだら、固定用のレバーを完全固定位置まで回して押し込むだけで済みます。 ファン固定2では完全にとめられていません。固定用のつめが専用の突起の下までいったことを必ず確認してください。 CPUファンの電源のコネクタは差込口がそばにあるはずなので、そこに差し込みます。 通常はメインボード上に「CPU_FAN」などのシルク印刷がなされています。 BIOS上のファン回転数表示や、専用のモニタリングソフトでは指口でCPUファンだと認識していますので、コネクタ接続方法を変えると別ファンとして認識されます。 また、当然、電源から直接供給した場合はモニタリングできません。 メモリーをインストール!
メモリーはデュアルチャンネルモードで動作させるために、二枚単位で設置します。 切り欠き位置を合わせることに注意します。 左右のツメを開いておき、メモリをまずはやさしくおきましょう。 切りかきがあっていることを確認します。 両手の親指で左右を均等に押し込みます。 押し込みを行うことで、ツメが立ち、パチンと固定できるまで押し込みます。 M/Bによって、隣り合わせる場合と離す場合があるため、説明書などでよく確認します。 デュアルチャンネルの場合は相性がシビアになるので、2枚ともできれば同じものを使用します。 2枚セットで売られているものもあるので、できればそういうものが安全です。 また、いわゆるノーブランドやバルクメモリ呼称されている製品は相性問題が発生しやすいものです。 (しかしながら、ブランドものメモリモジュールを購入したとしても、マザーボード側との電気的な傾向の相性が悪い状態(マザボ側のつくりがあまいために起こりやすいが)になると不安定になってしまいます。確率論でいけばブランドもののほうが断然相性問題発生率は低いです。また、中古メモリや中古マザボなどは絶対に避けてください)
その他のインストール
CPUとメモリを設置できたら、ボードをケースに設置します。 ケースによっては、上げ底用のボルトを自分で取り付けます。 大抵のケースのパッケージには必要なねじ類が付属しています。 CPUを載せたマザーは撓みやすいので、両手で丁寧に持ち上げないと、破損の原因となります。 固定するときは全部の箇所のねじを止めます。 ねじ止めの基本は、PC自作に限らず、対角線止めを行います。 ボードのゆがみや、位置のずれによるとめなおしの作業を防止するためです。 右上をとめたら左下を止めるという要領で行います。 後は特に難しいことはありません。 まずは、ビデオボードを設置します。 SLI対応の場合はビデオボードにあわせてSLI設定カードまたはジャンパピンの差し替えを行います。 ジャンパピンの場合はまれで、通常はカードの差し替えになります。 ビデオカードまで設置したら、通電チェックを行います。 スイッチ配線などを済ませます。 スイッチ配線を行わなくても、スイッチコネクタ部分を通電させればいいので、慣れている場合はドライバーなどで通電させることもあります。 CPUファンの電源コネクタは十分チェックします。 ディスプレイのケーブルを接続し、通電させましょう。 当然ですがキーボードは接続したほうがいいです。 しかし、HDDなどは接続しないほうがいいです。 電源投入後、ディスプレイに映像がくれば無事に作業が進んでいることがわかります。 通電しても映像が来ない場合は、
- メモリの相性問題が発生、接続が不良
- ビデオカードの差込が甘い
- SLIセレクターカードの差込がデュアルモードとシングモードを逆にしている
- メインボードの設置が不適切で、どこかで回路がショートしている。
- ビデオケーブルの接続不良 (そもそもディスプレイが死んでいる)
などが考えられます。
映像が正常に確認できたら、HDDとCD-ROMドライブなどをケーブルで接続します。 ATAケーブルや、S-ATAケーブルはメインボードのパッケージに含まれているのが通常です。 ドライブの電源ケーブルは接続によく注意します。 接続が甘かったり、接続ミスを犯したりするとデバイスの破壊につながります。 まれに、電源ケーブルの分岐ケーブルを別途用意したりすると、分岐ケーブル製品の配線が間違っていたりして、不可抗力でデバイス破壊を招くこともあります。 HDDが壊れたときには完全に沈黙する場合と、ヘッドのシーク音が「カッコン、カッコン」と鳴り出す場合などがあり、どの場合も通常なら復旧は不可能です。 デバイスの接続を行い、もう一度通電し、BIOS上でデバイスが認識されたことを確認しましょう。
もっともデバイスとのケーブル接続はもっとも簡単な作業です。目視確認をしっかり行えばSATAや電源ケーブルは逆指しなどもできない構造になっているので、心配は要りません。
お疲れ様です。あとはCD-ROMドライブにWindowsXP Professional SP2適用済みOEMディスクなどを挿入して、インストールを開始するだけです。
